入院や通院治療でうつ病を克服!【医師による根気良く心休まる治療】

質の良い休養を

悩む男性

神経細胞を活性化

うつ病の治療では、質の良い休養を取ることが不可欠です。そのためには十分な睡眠が必要になります。休養当初に睡眠に関しては、12時間から15時間が眠る必要があります。昼間に眠ると、夜眠れなくなるというのは健康人の場合で、うつ病の回復初期は、条件さえそろえば驚くほど長期間眠ることができます。脳細胞が、それだけ休息を欲しているということです。その反面、眠れない状態が続くと、休職に至った事への後悔や復帰に向けての心配事ばかりを考えてしまいます。この状態のままでは、仕事を休み、体を動かさずにいたとしても、うつ病からの回復にはいたらないので注意が必要です。回復初期は12時間睡眠が目安となり、脳の過活動を鎮静化して、脳細胞を休めるところからスタートしなければなりません。その環境が整わないようであれば、一度、入院して休息をとり、治療のスタートラインにたてるところまで回復するのも一つの方法です。そして、寝てばかりいると怠け癖が付くという人もいますが、勤勉な人が1、2か月間、寝て過ごしたからと言ってクセになることはありません。怠け者はいても怠け癖はないということを理解しておくことが大事です。とはいえ、同居人がいる場合、休息もしづらいこともあります。そんなときは、迷わず、開放処遇のある医療機関で入院して脳を休めることが大事です。休養や薬物治療以外に、入院中に行える治療は、薬物療法以外にも身体療法があります。中でも即効性があるのは、通電療法です。これは、脳に電気的な刺激を与えることで、脳の神経細胞を活性化して、精神症状を改善する療法です。電気刺激によって、なぜ、抗うつ効果があらわれるのかは、実はよくわかっていません。しかし、通電療法を受けることで、脳の機能的不調が改善されることは明確です。以前は、人為的にけいれん発作を引き起こすため、敬遠されがちな療法でした。しかし、現在は筋弛緩薬を用いることで、けいれんを起こすことなく安全に行えるようになっています。うつ病に対する有効率も、7割と高く、これは、抗うつ剤の効果とそう変わりありません。現在は、難治性のうつ病の治療を中心に、再評価されてきています。加えて、重度で入院が必要な人や絶望感の強い人、高齢で抗うつ剤を使えない人などにも適している身体療法です。治療は、全身麻酔で行われるので、本人は苦痛を感じることはないです。全身麻酔を施し、筋弛緩薬を投与した後、おでことこめかみのあたりにつけた電極パッドから電気を流します。通電時間は3秒ほどで、流す電気の量も当人に適した量が計算されているので、安心して受けることができます。

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